休日の公園や歩行者天国などで、帽子や箱を前に置いてボールやボーリングのピンを使って、 お手玉のように自由自在に投げたり、一輪車のパフォーマンス、また人形などになりきって全然 動かない人などを見たことがありませんか？

用意されたステージの上でなく、観客と同じ目線で芸を披露する、
これが大道芸（ストリートパフォーマンス）です。

ステージと違った生の迫力が味わえ、やる方も見る方もそのもの。この演者と観客との一体感が 味わえるのは大道芸ならでは。観客はパフォーマーを間近で見ているからこそそのテクニックの高度さ、 素晴らしさには素直に感動し拍手を惜しみません。また前に置いてある帽子や箱に投げ銭を入れるのも 大道芸を見る楽しみのひとつ。

もちろん強制ではないから、自分の感動を投げ銭というひとつの形にして入れれば良いだけ、 金額なんて決まっていません。多い方が良いけどね・・・日本では公共の道路などでお金を取る 行為を法律上禁止しています。昔は口上をともなう物売り（がまの油、バナナの叩き売りなど）も たくさんありましたが、今ではそういう人たちはほとんど見なくなってきました。それでも、 観客の反応がダイレクトに伝わってくる大道芸をやり続けたいと言うパフォーマーが日本にも たくさんいます。ならばその人たちを集めてお祭りにしてしまおうと始めたのが野毛大道芸です。